内容はけっこうえぐいけど、不思議と気持ちいい。通り抜けるべき暗いところなんだろうなあ。わからない人にはぜんぜんわからないかもしれませんが、必要な人にはとても大事な物語になるんじゃないでしょうか。カロリーやビタミンや食物繊維のほかに必要な微…

昨日巨匠からいただいたお祝いの品。「ははぎく石鹸」アーンド「ははぎく目元シート」。「これで女に磨きをかけてね」のメッセージつき。ありがとうございます。頑張って磨きます。 目元シートは、円いひたひたのシートを付属のピンセットでつまみあげて（悪…

webでいいのかな……（ちゅーか、誰が文句を言うというのだろう）。はじまりは昨日の「ほぼ日刊イトイ新聞デリバリー版」でした。「これって職業病……？」というテーマでいろんなメールが紹介されていてものごっつ面白かったのですが、その中に、ピアニストさん…

食べ物エッセイ。絢爛豪華に描写されるとげんなりしてしまう質なので、しばらく読まずに放ってあったのですが、「私の調味料」あたりから俄然面白くなってきて、一気に読了。 鉄瓶で沸かす白湯。鍋で炊いたごはん。おいしいだしでつくるスープ。ナンプラー、…

何十回目かの再読。本がいいかげんぼろぼろです。創元推理文庫、好きなんですが、耐久力はいまひとつで、有栖川有栖も北村薫もえらいことになってます。『空飛ぶ馬』なんて、もうじきカバーがすりきれそう。新しいの、買うかな……。考えてみたら、初めて読ん…

本番前にあんまりテンション下がること書きたくないんですが、もやもやしてるので書いてしまいます。歌うときに強制されるのがきらいです。「そうしなきゃいけない」からそうするんじゃなくって、「そう歌わずにいられない」からそうする、そういう歌が歌い…

卒業式の直後、十八歳で自殺したリストカッターの女の子の日記。なんだか知ってる薬の名前がいろいろ出てくる……。静脈を切ったり瀉血(！)したりして貧血になり（思わず某吸血鬼ホラーを思い出してしまった）、名前を使い分けて献血に通い、痛いよしんどいよ！…

ついでにもう一冊。これも再読。 初めて読んだときは病院の待合室だったというおぼろげな記憶が。ものすごく調子悪かったんだろうなあ。いま読むと心に響いてくるところが、むしろ辛く感じたりしてたような気がします。本や言葉に人生を救われることも勿論あ…

お誕生日記念に再読。 最近の作品には野蛮な力のようなものがあって、他の人には決して書けないと思うのですが、初期の作品の、夢のようにうっとりさせるこの雰囲気が、やはりとても好きです。初めて読んだのは十五の夏でしたが、あの頃と違う視点で物語が見…

この二日に持ち上がった企画、実現させたいのでここにきっちり書いておきます。 はま先輩の握るお寿司を食べよう企画 別名・LAD一日復活企画。はま先輩のお料理とコマダさんのお酒をふたたび楽しむのです。場所の提供者が必要。めちろん邸、ゆうせん実家など…

russetを覗きに阪急へ。ゆきっぺはお目当てのかばんに夢中。ミドリコは、今期のはあんまりピンとこないなー、と思いつつ、店内を徘徊していたら、後ろから「ミドリコ先輩っ」と愛らしい声。たにこんの後輩、さやかさんでした。妹のひろかちゃんも一緒です。…

九時過ぎによろよろ起きだして、どうにかこうにか出発。引き出物と荷物で、ミドリコ罰ゲームのような恰好になっちゃってます。 京都駅で荷物を預けようとしたところで、昨日同席したアメ民の健さんに遭遇。「ああ！」奇遇です*1。健さんはこれから龍大に行か…

下界に下りて二次会。早く着きすぎて受付でたまってたら、知らない男の人登場。でも何か知ってる気がする……声なんかとても聞き覚えがある……とてもお世話になった気がする……。りょうことこそこそ「誰だっけ？」と話し合うけど謎。しかしはるかは挨拶をしてい…

奥さんの襲名披露公演、と銘打った、まるで演奏会のチラシのような招待状が届いたのが八月のこと。何が起きるのか楽しみに、出かけてきました。ヨーロッパの邸宅風の素敵な式場。さすがひさくん、どれをとってもお洒落な会場です。フラワーシャワーの後、お…

何を書いてもネタを割りそうで書けない……。でも書きたい。二律背反に苦しむミドリコです。実際には、ここに出てくる技術を実現させるにはあと何十年だかかかる、と、森博嗣が日記で書いていました。でも、だから駄目だってわけではないんですよ。現実以上の…

LIEちゃんが碧風館に載せていた読書記録に興味を引かれて読みました。 サントリーホールの元ステージマネージャーが語るあれこれ。ホールへの愛、音楽と奏者への愛があふれ出るようです。 裏方って、できて当然の減点法の世界だと思います。いるって気づかれ…

どうして宮部がこの作品を書こうと思ったのか、考えてみたくて再読。 人を描くのは天下一品なミヤベですが、書き込んであるかどうかとは別に、その人物が好きなのか嫌いなのかって、けっこう露骨に見える気がします。まっとうに生きて働いてないミドリコは、…

にらもやし先生のお誘いで、シンフォニーホールへジャズを聴きに。 予備知識がなーんにもなかったのですが、とにかく面白い！恰好いい！すごい！自分が、しらない間にこしらえていた限界をやすやすと打ち壊す恰好よさでした。人間って、音楽って、ものすごい…

コンクール初体験。何もかもがめずらしく、わくわくしている間に終わってしまいました。 「コンクール」と「楽しく歌う」って、いちばん両立しないことだと思ってました。自分がコンクールに出たら、緊張のあまり泣きそうになるだろうって、ずっと思ってたん…

……演劇ってどこに分類していいのかわからないぞ。とりあえずartにしておきました。芸術だし。この一週間の無理がたたって、泥のように寝ていたミドリコ。眠っては起き眠っては起き、で、何度目かにふと開演時間を確認したら（してなかったのかよ！ っていう…

ちゅーわけで行ってまいりました。飯沼先生がどう書かれるかはさておき、ミドリコは今日も楽しかったです。楽しいからこそ、どうにかして行こうと思うんだよなー。だって楽しいことやりたくってやってるんですもの。 「冷え冷えと 雨がすぎれば……」sopはけっ…

メンバーからの熱いメッセージが次々とＭＬに流れてきます。 ひとりでできることには限りがあります。そのことに歯がゆくなることもたびたびあります（不満がないわけではないので）。でも、ひとりで全部できちゃったら、逆に合唱でやる意味がないと思うんで…

ミドリコが「楽しかった」と書いている練習、飯沼先生はかならず不本意だったと書いてらっしゃるなあ……いいんですけど。こちらも本心ですから。いまさらですが自由曲は荻久保和明の「季節へのまなざし」から「ゆめみる」なんです。最初のAltのハミングのなん…

いやー面白かった。昔のハイテク犯罪ものって、「いまは昔……」という感じで、古さに興醒めになりそうで、なかなか手が出なかったんですが、読み出したらあとは一気でした。 リアリティがあるかどうかより（リアリティの点でいえば、普通の人間にこんな複雑な…

大見得を切ったので参加（遅刻したけど）。でも、行ってよかったです。体調悪かったんですが、エヴォで歌ったら翌日にはやや回復。因果関係は立証できませんが、素晴らしい。細かい不満はいろいろあるのですが、とにかく歌っていて楽しかったですね。「ｐっ…

web日記の話が続きます。 ミドリコが「あったかい雰囲気だった」と書いた練習でしたが、飯沼先生にとっては不本意な練習であった様子。ううん、あったかい雰囲気はやはり部屋の狭さのせいか……。でも、つまり、「部屋の大きさで練習の雰囲気が変わる」という…

どこに分類するか少々悩んだのですが、web日記の話だからwebにしておきました。 にらもやし先生のサイトの「とまとのタワゴト独り言」、10/2の「日本歌曲伴奏リサイタルシリーズ」を聞きにいかれた日記がとても素敵でした。 こういう演奏会に行くんだよ、と…

淋しげな表紙と語り口に戦々恐々としながら読みましたが、お、思ってたほどは怖くなくてよかった……。ただ、期待する「宮部らしさ」には欠けていて少し残念でした。ミドリコの期待する「宮部らしさ」とは、物語のなかへぐいぐいと引き込む吸引力です。お風呂…

祐巳ちゃんったらすっかり頼れる先輩になっちゃって……今野緒雪、デビューからずっと見てるんですよね。こんなふうに売れっ子になるとは思ってもみなかったなあ。この先どう展開するのかはわからないけど、祐巳ちゃんの妹は瞳子かな、と予想中。