ミドリコ雑記帖

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2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

信じられない思いで、訃報を聞きました。 私がご一緒させていただいたのはたった一年でした。直接お話ししたこともあったかどうか、あったとしても二言三言、そのくらいだったでしょう。 私はまだ何にもわからない大学1回生でしたが、先生のピアノが大好きで…

幸せにしたいなんて

誰かを大事にしたいとか、誰かを守りたいとか、そんなのって自己満足以外のナニモノでもないと思っていました。幸せになんて自分で勝手になるし、守るって言われても別に戦時下でもないし、精神的打撃から守るなんて不可能だし、人にどうこうしてもらうなん…

北村薫『水に眠る』

じゃあ逆に、M氏に薦めたい本ってなんだろう……と思ってとりあげた一冊(当人にはまだ薦めてないですが)。推理作家北村薫の、推理小説じゃない短編ばっかりあつめた本です。 これは、いそいで読んではいけないです。息をひそめて、ひとことひとこと、胸に響…

竹内めぐみ『泣くよりも』

M氏のお薦めにより購入。どうもありがとう。 「気に入ると思う」と言われたのですが、実は微妙にツボをはずれていました(笑)うーん、何だろう。「夢を見た 目が覚めた こわかった」とか、「高村光太郎さまへ」とかは好きなんですけど。さびしいけど、つらい…

モンゴメリ『可愛いエミリー』

何度目の再読だろう……。ミドリコはアンよりエミリーのほうが好きです。アンも好きだけど、空想好きのアンはやがて書くことをやめ(やめたわけじゃないけど、人生のメインじゃないですよね)、良き妻、良き母になっていくのに対し、エミリーは書き続けるんで…

コップに半分の水

前向きな発言ばかり立て続けに聞くと、だんだんイライラしてきます。くそう、暗くて何が悪いんだー、後ろ向きで何が悪いー。ていうか、悪かろうがなんだろうが暗くなってやるー、不幸になる権利だってあるんだー(<権利を主張するあたり、やっぱり悪いこと…

恩田陸『夏の名残りの薔薇』

うーん、いかにも恩田陸くさい。 巻末のインタビューで「引きが命」と自らおっしゃってますが、どれだけ驚かせられるか、どれだけ話をひっくり返せるか、どこまで意外な結末を用意できるか、ってことに楽しみを覚える人なんでしょうね。 山奥のホテルで毎年…

北村敏則テノールリサイタル Dalla sua pace

ピアノ 武知朋子 ホルン 水無瀬一成 京都府立府民ホールアルティ ステージに出てこられた瞬間から、ゆとりのある音楽が聞こえてくるような気がしました。もともと、舞台での立ち居振舞いがとても魅力的な方ではあるのですが、なんというか、「おいしいものを…

銀色夏生『丘をバラ色に染めながら』

友人とのメールに、急に詩が読みたくなって手を出した一冊。 順を追って説明してくれるわけじゃないんですが、無造作に選び出された言葉が、ばっちりストライクを決める、という感触があります。ドリにはじぇーんじぇんわからん、という詩もあるんですが(笑)…

ひさくんとしばく会

いよいよ実家に帰ってしまうひさくんを送る会第2弾。大学時代によく行った定食屋で、にらもやし先生、かず先輩とともに夕ご飯でした。 期せずして新婚ふたりv.s.独り身ふたりトークとなり、「早くあっちに行きたいよう」と切なくなるかず先輩とミドリコ。(…

たねや「ふくみ天平」

TK兄さんにいただいた演奏会のさしいれ。自分で皮に餡をはさむ最中で、うすい皮がぱりぱりしてておいしいです。普通のはよく食べるのですが、栗あんと胡麻あんははじめて。とくに胡麻あんは濃厚でおいしいです。シアワセ。 たねやのお菓子はどれもこれもおい…

鷺沢萠と江国香織

『ばら色の人生』を読んでいた父親が、「鷺沢萠と江国香織の区別がつかん」などと謎なことを言い出しました。何故? 何の区別がつかん? ああ? とりあえず「それはパーネル・ホールとJ・グリシャムくらい違う」と言ってみましたが、比喩が正しいかどうかは…

職業音楽家

11/19のきょーこさんの日記を読んで、「このヒトやっぱりすげえ!」と思いました。 コンクールの会場で、響きかたを確かめて、いろいろ計算して……てなことが書いてあって、いままだ途中なんですが、うーん、すごいなあ。コンクールの場に何年もかかわってき…

鷺沢萠 『ケナリも花、サクラも花』

鷺沢萠の韓国留学記。 初読は高校生のとき。相当インパクトのある本でした。これを書いたころのめめさんは、いまのドリと変わらない年だった、と思うとかなりショックです。いま読むと「そうかあ?」と思うところがないわけではないのですが、高校生でこの本…

こんな日もある

なんか頑張るのがやんなってきた。サビシイよー。ぎゅーってされたいよー。原因は眠いか寒いか疲れてるかのどれかなんだろうけど、なんかもーやー。あー。 ……きーちゃん先生のソロでも聞きながら寝よ。

北村先生の少年時代(京都新聞より)

音楽の話じゃないけど、ミドリコにとってはこれも音楽。 (完全にまいっちゃってます) http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/tanba/130.html

北村敏則テノールリサイタル Dalla sua pace

W.A.モーツァルト 「後宮からの逃走」より コンスタンツェ、再び君に会えるのだ! 「魔笛」より 何と美しい絵姿 他 F.シューベルト 川の上で R.シュトラウス 我が心の想い 万霊節 ひそやかな誘い 他 ピアノ 武知朋子 ホルン 水無瀬一成 2004年11月23日(火・…

アンサンブル・アコール初練習

@曽根。いいかげん慣れてきたので遠く感じなくなりました。21人中18名の参加。すごい。顔のわからないメンバーがけっこう多くて、やや緊張するミドリコ。それなのに発声を引き受けたりして(どこが緊張しとんねん)。リーダーも指揮者もやったことないくせ…

シティーフィル演奏会打ち上げ

会場まで師匠にのっけてもらって移動。同乗者はみつるさん。 きーちゃん先生は新車RX-8にご機嫌。 委員長&どんぴさんは語りの栗塚旭さんに敬意を表して新撰組の扮装。 司会はカルミナ14回のLさんとO本さん。 ミドリコはまんまときーちゃん先生の隣に陣取…

京都シティーフィル合唱団演奏会

A.ブルックナー:テ・デウム C.オルフ:カルミナ・ブラーナ ソプラノ 森下美登利 アルト 福原寿美枝 テノール 北村敏則 バリトン 萩原次己 オルガン 堀江光一 管弦楽 関西フィルハーモニー管弦楽団 少年合唱 京都市少年合唱団 指揮 明石好中 京都コンサート…

耳を傾ける

人の話を聞くのに必要なのは、「不安定なものを恐れない心」ではないかと思いました。 じっと寄り添うこと。繰り返される不安に倦まないこと。勝手に結論を出さないこと。 要は自分がそういうふうに聞いてほしいって、そういうことなんですけど。 そうだ、も…

最終練習

で、そのまま新幹線に乗って、練習へ。いろんな人のいろんな思いが交錯する中で、歌ってきました。 ずっとみんなのために頑張ってきたけど、家庭の都合でのれなくなった人、手術直後に無理をおして退院してきて歌う人、楽しくて歌う人、愛している音楽が辛い…

はまちゃん結婚式

エヴォリュエの初代マネージャー、はまちゃんの披露宴で歌ってきました。 お話ししたことは数回しかないんですが、でもその数回もとても楽しかったし、一緒に歌った仲間だし、で、お祝いしたかったので、行ってきました。歌ったのは、お約束の「夢みたものは…

鷺沢萠 『君はこの国を好きか』

最初はつんに借りて読んだんだったな、そういえば……。 そういう読み方をする本ではないのですが、鍾煕さん恰好いい……。 韓国が舞台で、主人公が在日韓国人で、ってことがとても大きなウエイトを占める物語のはずなんですけど、ミドリコには、<人と関わるこ…

震える楽器になりたい

ちょっとハッピーになったかと思うとまたすぐ落ち込んだり、期待してはがっかりしたり、そういうのがすごく嫌だったんですけど、最近、それでもいいんじゃないのかなと思うようになってきました。 太陽が沈まず夜がこなければ干上がってしまうし、冬が寒くな…

ひさくんを送る会

実家に帰って家業を継ぐひさくんの送別会でした。ほんとはもうちょっと不穏な名前がついてたんだけど、公共の場に載せるのはどうかと思うので穏当に。なへにゃんの知り合いのお店を朝まで貸してもらってだらだら。来る人来る人みんな「家やん」と口にします…

練習(北村先生レッスン)

じぇんじぇんわから〜ん、と思っていた「気持ちゼロで歌う」ということ、体感してしまったかもしれません……。いや、ぜんぜん違うことなのかもしれないけど。ぼーっと他のこと考えながら歌ってたら、ものすごく楽ーに声が出たんですよ。もしかしてもしかして…

聞く人

人の言葉に耳を傾ける人になりたい、と思っているのに、気がつくと、偉そうな言葉ばかり並べ立てています。そんなに人の役に立ったつもりになりたいのですかアナタは……。我に返ると恥ずかしいばかりですが、放たれた言葉は戻ってこないし。いかんともしがた…

どらうたげ@にらもやし邸

やや間があいてしまった「どらごんず優勝のウタゲ」。メンバーはにらもやし夫妻、巨匠、まっすん(先週も飲んでましたね……)、かおるさま、カワノさん、かずね、みほちゃん、やまだ姫。ツナとわかめとたまねぎのサラダ、きんぴらごぼう、くりとりめし、黒豚…