ミドリコ雑記帖

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コップに半分の水

前向きな発言ばかり立て続けに聞くと、だんだんイライラしてきます。くそう、暗くて何が悪いんだー、後ろ向きで何が悪いー。ていうか、悪かろうがなんだろうが暗くなってやるー、不幸になる権利だってあるんだー(<権利を主張するあたり、やっぱり悪いことはいやだと思っているらしい)。生来の後ろ向きな性格のせいだと思ってたんですが、でも、季節はめぐるし、朝は夜になるし、人生あがりっぱなしってありえないですよねー。ま、天邪鬼ではあるんですが。
プラス思考が好きになれないのも、同じところに根があるのかも。悲しいときは悲しめばいいし、怒るべきところだってあると思うし、そういうことやってから浮上しないと、なんかよくないものが溜まりそうな気がします。理屈なんて後付けで、もう生理的に受けつけないんですけど。(余談ですが昔、一般教養の心理学の授業で、『脳内革命』と『完全自殺マニュアル』を並べて、プラス思考を否定するレポートを書いたことがあって、そのときの評価はなんとSでした。谷口奈青理先生、その節はありがとうございました)
よく「コップに水が半分入っているのを見て、『もう半分しかない』と思うか『まだ半分ある』と思うか、幸福になるのはあなたの考え方次第です!」って話がありますが、ミドリコは「もう半分しかない」でもいいじゃなーい、って思っちゃうんですよね。「減らしたくてたまらなかった水がもう半分しかない(めでたい!)」かもしれないし、「もう半分しかないから大事にしよう」かもしれないし。そういう問題じゃないですか? でもついそういうふうに思っちゃうんです、天邪鬼だから。
必要以上にネガティブにならず、なんでもかんでも無理やりいいほうに考えず、ニュートラルでいたいです。「もう」でも「まだ」でもなく、まず「コップに水が半分入っている」って思う人間でありたい。