A.ブルックナー:テ・デウム
C.オルフ:カルミナ・ブラーナ
ソプラノ 森下美登利
アルト 福原寿美枝
テノール 北村敏則
バリトン 萩原次己
オルガン 堀江光一
管弦楽 関西フィルハーモニー管弦楽団
少年合唱 京都市少年合唱団指揮 明石好中
京都コンサートホール 大ホール
というわけで本番でした。
どうだったって、楽しかったの一言に尽きます。いままで舞台に立った中で一、ニを争うくらいに、もう、ほんと、楽しかった!
本番直前までけちょんけちょんに言われて、実はミドリコも本番どうなることかと思っていました。でも、でも、どうしてこんなに声が自由なの? 急に生き生きしだすの? これほんとに同じ合唱団? うわー。
細かいミスはいろいろあったし(特に8番は……うわああああごめんなさいッ)、あれ以上の演奏もできたと思うけど、でも、とっても気持ちいい、生き生きした演奏だったと思います。
普段の演奏会は思い入れが強すぎて、だいたい一度はステージの上でパニック起こして泣きそうになるんですが、今回は、残響を楽しんだりする余裕もあったんですよねー。これは、クリトメリアの演奏会の演奏会のゲネに立ち会ったことと無関係ではない気がします。
Te Deum、カルミナ・ブラーナ、どちらも終わった瞬間、ぞくぞくするものがこみあげて、嬉しくて、幸せで、泣きそうになりました。演奏会で泣きそうになるのもひさしぶり。エヴォに行きだしてから、何か、音楽との向き合い方が変わってきた気がします。
しかし今回つらかったのは体力面。ゲネプロでは動悸息切れが激しくて座り込んでしまいました。過換気……? 本番、カルミナでは立ってる間は唇を噛み締め、座ったら座ったで、こんどは座ってるほうがしんどいんですよ……筋力なさすぎ? でもマタイのほうが長いこと座ってたのに? 謎です。
でも、そんなこと差し置いても、楽しかったー! ソリストもものすごくよくって、特に北村敏則先生は絶好調でした。ここでこうくるだろうな、という予想と覚悟を上回る勢いで、強烈な一撃を喰らわせるんですよう。やっぱり悪魔だこのヒト! 来週のリサイタルが楽しみです。