……演劇ってどこに分類していいのかわからないぞ。とりあえずartにしておきました。芸術だし。
この一週間の無理がたたって、泥のように寝ていたミドリコ。眠っては起き眠っては起き、で、何度目かにふと開演時間を確認したら（してなかったのかよ！ っていうかしてませんでした。嗚呼）もう準備しないと間に合わない時間でした。引き上げられた深海魚のように起き出して、お出かけ。正直、だるすぎてお芝居どころの気分じゃなかったです。会場についても（家から15分だ）パンフレットを見るでもなく、だらーっと座りっぱなし。テンション低いったらありません。
そうこうしているうちに開演。しょっぱなから下ネタ系力技のお笑いが連発されて、元々得意じゃないのにだるくて笑うどころじゃありません。ここは笑うところってのはわかるんですが、実際に笑うまでいかないのです。うーん、なんだかとてももったいないことをしている気がするぞ。
しかし典子ちゃんのお母さんはよいキャラです。典型的な田舎の母（押しの弱いヴァージョン）て感じだなあ。狙ってるんでしょうけど。典子ちゃんもかわいいです。『ウェルカム・ホーム！』*1の映子の役者さんに似てるなあ。後で調べたら違う人でしたが。
話は展開し、チンピラとその愛人が登場。ミドリコ、怒鳴る人とか怒る人がものすごく苦手なのですが、チンピラはチンピラだけに怒鳴るし怒るんですー、どうでもいいことで！ もう、しんどいのに怒るなよー、こいつ！ と半泣きのミドリコ（だからお芝居を見る姿勢じゃありません）。でもこのチンピラ、怒鳴ってないとえらい格好いいんですよ。こういうタイプのキャラクターはまったく好きじゃないのに、何か恰好いい気がする。
しばらくして、役名が出てきて気づきました。や、八嶋さんだよこのチンピラ！
完全に八嶋智人目当てで見に行ったこのお芝居なのに、八嶋さんが出てきてて全然気づいてないってそれどうよ？ と自分に突っ込みまくり。いやでもね、ミドリコ、八嶋さんのお芝居って見たことなかったんです。トリビアで惚れてしまったのですが、テレビ見るの嫌いなのでコントとか見てないし、ドラマは「ワンダフルライフ」ちらっと見てたけどあんまりトリビアと違わなくって、ドラマ嫌いだしもういいやーと思って見てなかったの。眼鏡もかけてないし、そんなに小柄にも見えないし、まさか八嶋さんだと思わなかったんだけど、でもこれ八嶋さんなんだ！ すごい！ 恰好いい！
松村さんとの掛け合いが始まって、笑うとすごいかわいいんですよね。うん、これなら八嶋さんってわかる。松村さんも恰好いい（実はうちの町内のご出身らしい……）。他の人たちもすごく面白くって、このあたりでようやく入り込むことができました。
続きはあとで書きます。
*1:2004年6月に中目黒ウッディシアターで上演された鷺沢メグムプロデュースのお芝居。
