ミドリコ雑記帖

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大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE』

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

怖い話が嫌いです。
人が死んだり、痛そうなことをされたり、いやーな追いつめられかたをしたり、あとどう考えても間違ってる方向に突っ走っていったり、そういうのがどれもこれもすごく苦手です。それでなんでミステリ読むんだろうって我ながら疑問だったりもするのですが(だって好きな作家がミステリとかホラーとか書いちゃうんだもん!)

「名前を書かれた人が死んでしまうノートの出てくる話」ってことしか知らなくて、先日お姉さんに貸してもらった漫画の中にデスノートがあったので(ろちさんに貸してくれたようです。姉弟で分担して漫画買って交換してる)ほうほうどんな話かね、と読み始めてみたらこれが面白い。でも怖い。怖すぎて、オチがつくまで読まないと落ち着かなくて、読み進むほどに夜は更けて、怖いよう怖いよう、と半泣きになりながら読み終えました。いや面白かった。

「ノートに名前を書くと人が死ぬ」っていうシンプルな設定がうまいなあと思いました。道徳や倫理じゃなく、ただひたすら頭脳戦なのが面白かった。話が進むほどにハードルが高くなっていって、それをまたひっくり返して、ていう面白さ。確かに後半は失速した感じがしましたが、そういう評判だけはいろんなところで見ていたので気になりませんでした。

あと、恐怖におののく心の安らぎは死神のリュークでした。死神たちはみんなすごい可愛いけど、リュークったらどうしてあんなに可愛いでしょう……! デスノートを手に入れたら、ノートはどこかにしまっておいて、リンゴほしさに回転しているリュークをいつまでも見ていたいです……! ムーミン谷の住人みたいな顔をしたLも好きですが(無表情キモ可愛い系が好きなのか、私は)。