スティーブン・キング『死のロングウォーク』

バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)

　友達にもらいました。いや怖かった。

　怖かったけど、うまいなっていうかすごいなっていうか……状況説明ほとんどなしにこの理不尽な状況に読者を放り込んで、そのままの勢いで話が進んでいくところとか。ただ怖いだけのホラーだったら醒めた目で読めるんだけど、巧いからこそ引き込まれるし感情移入しちゃうしで怖いんですよね……。出先からの帰り道の電車で読んでて、これ家で一人で読んだら怖すぎるからなんとか駅に着くまでに読み終わらなければ！て時間に追われるように読んで、おかげで不必要な臨場感が生まれた気がしないでもないです。