ミドリコ雑記帖

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有川浩『海の底』

海の底 (角川文庫)

海の底 (角川文庫)

横須賀が甲殻類の集団に襲われた!て話。最初は痛いし怖いしなんとなく反発も覚えるし、ああーやっぱり無理だ!と思ったんだけど、ところがどっこい、すごい面白かったです。

読んでて、ああそうだ、有川浩浅田次郎の共通点って、自衛隊ネタがどうこうよりも、ベタなことだ!と思いました。ベタ。ベッタベタ。あまりのストレートなベタさに思わず反発しちゃうけど、のせられちゃうと気持ちいいんですよね。
あと、潜水艦はかっこいいなーと思いつつ、まったく未知の世界だったので、そういう意味でも楽しかったです。

冬原&夏木の自衛官コンビも、子供たちも、警察も機動隊もミリオタ掲示板の住人も、それぞれにベタにかっこよくて、あきませんねーこういうの。電車で読んでたら泣けて困るし、興奮しすぎて食欲なくなるし、えーと、いままで読んだ有川浩の中でいちばん面白かったです。