ミドリコ雑記帖

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最近読んだ本

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)

「えぐいけどお薦め」という友人の推薦により購入。ありとあらゆる嫌な展開を想像していたら想像力が上回っちゃったみたいでちょっと肩すかしくらった。変な先入観がなければ面白かったかも。
昔、恩田陸の『月の裏側』読んだときに、「小野不由美の『屍鬼』みたいな感じ?」と思ってしまったがために怖がれなくなってしまった、ていうのに似てるパターンだな。今回は田村由美の『7SEEDS』と比べてしまったの。あれひどいよ。このうえなく酷い展開ばっかりなのに面白いんです。ひどい。

男の人の書くホラーってあんまり怖がれない。ストーリー展開以外のところに目がいってしまうからかな。あと、女性の造形にドリーム入ってるなあ……とか思ってしまったり。でも、ホラー怖いから、わざと欠点を見つけて、メタな視点に持ってくことで自己防衛してる可能性もなきにしもあらず。

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

友人の挑発にのって買った。後悔はしていない……たぶんしてないと思う……してないんじゃないかな……
文章がきれいで読みやすくて、おかげで前述のメタな視点に逃げるという手が使えず、非常に怖かったです。嫌な話なんだけど、これは人によっては癒し系に分類される本になるかもな、と思わないでもない。

海底二万里 (創元SF文庫)

海底二万里 (創元SF文庫)

ネモ船長の名前以外、ほぼ何も覚えていなかったので新鮮でした。子供の頃は、ネモ船長ってただひたすらわけのわからない気味の悪い人だったけど、いまはわりと入れこみたいキャラクターだなと思います。