- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1990/06/01
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- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
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友人が譲ってくれました。すごい面白かった。
正直、もらいものじゃなかったら読まなかったと思うんですよね。近年SFを読むようになって痛感してるのですが、私にはSFを楽しむための基本的素養が欠けています。基本なんでも雰囲気で読みとばすので、すぐにわけがわからなくなるのです。じゃあなんで読むのかっていうと、簡単には読めないものを読むのが楽しくなってきたからです。
SFでも、ホーガンとかブラッドベリとかアシモフは結構読みやすいのですが、アーサー・クラークとかラリイ・ニーヴンはかなり辛かったです。ものすごい個人的な印象で言うと、前者はなんとなく文系っぽくって、後者は理系って感じがするのです。で、ブリンさん(最初思いきりプリンさんだと思ってて突っ込まれた)は一読した感じではかなり理系っぽかった。でも、がんばって読んでたらすごく面白かった、のです。
前日譚である『スタータイド・ライジング』(これも友人にもらった)を最初に読んで、前半ぜんぜんついてけなくて、半分くらい読んだところでもう一回頭に戻って読みなおしたんですけども、そしたらすごく面白かった。
スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))
- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
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スタータイド・ライジング (下) (ハヤカワ文庫 SF (637))
- 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸
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で、『知性化戦争』の方は、イルカは名前しか出てこなくて、チンパンジーがメインで、いや、チンパンジーも別にそんなに好きなわけじゃないんですが……、世界設定も(以前に比べて)把握できてるし、何よりティンブリーミーのアサクレーナが愛らしくてですね! 私の読書ってほんとにキャラ萌えが基本だよな……。
いや、でも、設定が面白いし、キャラクターが生きてるなって思います。自分じゃ絶対選ばないタイプの本だけど、読んでよかった。面白かったです。