ミドリコ雑記帖

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アンサンブル エヴォリュエ 第4回演奏会「ずっとうたっていく理由は……」

●第1ステージ
「ミサ ハ長調 KV220(196♭)“雀ミサ”」
 Wolfgang Amadeus Mozart作曲
ソプラノ: 中島 慈子 アルト: 黒江 薫 テノール: 豊田 千之 バス: 梶田 慶太
指揮:飯沼 京子 パイプオルガン: 木島 美紗子

●第2ステージ
「日本の抒情歌」(林光編曲「日本抒情歌曲集 1・3」より)
浜辺の歌、箱根八里、椰子の実 ほか
指揮:飯沼 京子 ピアノ: 三宅 薫

●第3ステージ
「ずっとうたっていく理由(わけ)は・・・」
指揮:飯沼 京子 ピアノ: 三宅 薫

●第4ステージ
ノルウェーからの祈り」
Ave, Maris stella、 Dona nobis pacem、
If you receive my words、 I will praise thee, O Lord
指揮:飯沼 京子

エヴォリュエのいずみホールデビューということで、興味津々で行ってきました。
第1ステージ。パイプオルガンの音がとても良く、楽しかったです。が、合唱がとても弱く印象に残らない感じで戸惑いました。外国語だからか、古典の曲だからか、何らかの意図があってやっているのか、最初のステージだからか(だとしたらどうして最初に持ってきたのか)、よくわからないまま、気づいたら終わっていた、という感じ。
第2ステージは日本の叙情歌で、pだけれど弱くなくあたたかく、歌いにくそうな音の動きもうまく処理していてよい雰囲気。pのうまい合唱団になったってことかな?と思っていたら、「箱根八里」の勇壮な感じもこれまた良い。日本語の曲だからか?などと疑問を抱きながら前半終了。
第3ステージ、<うた>についての歌。
*「そのひとがうたうとき」、いかにも木下牧子らしく、でも怜悧さよりやわらかさが勝った、素晴らしい曲だなあ……とあらためて感動。演奏もやわらかくやさしく、フレーズが途切れる感じが気になるけれど、それでも大きな演奏でした。
*男声だけで歌った「きみ歌えよ」(信長貴富『新しい歌』より)、私にはこの演奏がこの日の最高の演奏でした!(次にいいと思ったのは「そのひとがうたうとき」でした) この曲は混声では良さが出ない気がする。くやしいけど。すごくよかった、としか言えないくらい、よかったです。
第4ステージノルウェーからの祈り」。1ステの違和感は外国語だったからだろうか、と話していたのですが、ラテン語と英語のこのステージもよい感じで最初のような感じはなく、疑問は深まるばかり。「I will praise thee,O Load」は女声の発声の弱さがやや気になりましたが、グリーグの2曲など特に良かったです。
2ステ以降はどれもあっという間で、構成だけなら1ステと4ステを入れ替えたほうが好みかなーとか勝手に考えていました。聞いていた感じ、自分が歌うとしたらモーツァルトがいちばん歌いやすく他は苦戦しそうな気がしたのですが、そのへんはそれぞれの合唱団の癖なのかな……。
演奏以外のことで言うと、座席券引き換え口と当日預かり窓口のオープンが同じ時間だったので、早めにチケットを手に入れて座席券引き換え口に並ぶ、ということができなくて残念でした(座席引き換え口は引き換え開始時間にはけっこう人が並んでいた)。スタッフ配置の関係とかもあるのでしょうが、よい席で聞きたくて早めに来たのに、引き換え開始時間になってから列に並ぶことになってしまったので。いずみホールはいいホールだけど、全席当日引き換えの演奏会のときは、その関係で毎回何かはイラっとしてる気がします(まあ心は驚きの狭さですから、私)。