ミドリコ雑記帖

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アンサンブル エヴォリュエ第3回演奏会『ずっとうたっていくために…』

第1ステージ イギリスのマドリガル
第2ステージ 混声合唱曲『ひたすらな道』作詩 高野喜久雄 作曲 高田三郎
第3ステージ アラカルトステージ「これからうたってみたい<うた>」
第4ステージ 『Jubilate』作曲 Bob Chilcott
指揮 飯沼京子 ピアノ 三宅薫 オルガン 高野麻里子

第1ステージ。音がよくそろっているけど小さくない感じがよかったです。聞きあって歌うからできる音なんだろうなあ。ところで「COME AGAIN SWEET LOVE(来たれ、あまき恋)』って、タイトルを見るとなんとなくマタイの1曲目を思い出すのですが。なんでだ。
第2ステージ。気合が入っているのは聞く前から分かった(笑)顔が違うもんなー。熱いより怖いくらいの思い入れと迫力が凄かったです。「白鳥」が私は怖くて昔から駄目なんですが、ぎゃーってくらい怖かった……! そのぶん最後のメロディの美しさが心にしみましたが。ただその思い入れのせいか、ユニゾン部分での「全員で同じ音を歌う迫力」にやや欠ける気がしました。ユニゾンなのにユニゾンという感じが私にはしなくて、そこはもう少し抑制された音で全員がそろう恐怖を味わいたかったなと。
第3ステージ。ミュージックベルの「ひなまつり」、かわいらしくてよかったです。Nystedtの『INMMORTAL BACH』は面白い曲なんだろうけど、面白さをもう少し伝えて欲しかった。でも全員暗譜なのがすごい。『Amaging Grace』は私にはちょっと重すぎた(熱すぎた)んですが、そのぶん木下牧子の『そのひとがうたうとき』のさらりとしたなつかしい美しさが素敵でした。「木下牧子天才!って思った」って言ったら「演奏がじゃないんですかー」って言われたけど、演奏が駄目ならそんなこと思いませんて(笑)
第4ステージ。ポップで恰好いい宗教曲。これは歌ってみたかったなあ。オルガンが入ってまた別の色が加わって、ホール(伊丹アイフォニックでした)にも合ってる感じでよかったです。
全体にちょっと気になったのが、女声の高音で、母音によって響きがふっと逃げる音があることかなあ。まあそんなのは些細なことなのかもしれません。たいへん気持ちよい、熱い演奏会でした。