ミドリコ雑記帖

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カンティ・サクレ アンサンブル・キアーラ ジョイントコンサート

あっという間にチケット完売のコンサート、ミドリコは譜めくりでお手伝いさせていただきました。
譜めくりって、たしかに普段のコンサートとは違うただならぬ集中力で聞いてるんですが、いざ感想を、っていうと困ってしまうのですね。ミドリコは言語優先型の人間なので、聞いたものは言葉に変換してしまっておかないと覚えられないのですが、譜めくり中にうっかり他のことを考えられないのです。そんなわけであんまり細かい感想が書けなかったり。
でも、全体にとてもハイレベルで楽しい演奏会でした。ステージにいて、すごく心地よかったので、それは間違いないです。

印象に残ったのはサクレのオルバーンのミサ6番とキアーラのジャズステージ。
オルバーンのミサは安定感のある美しい演奏で、曲がまたきれいなのですよ! ものすごミドリコ好みです。CD欲しいです。買おうかな。ちゅーか歌いたいぞー。サクレさんくらいの歌唱力があるとこんなに恰好いいんだなあ。平林先生のpf.がまた魅力的なのです。
キアーラの単独ステージは、合唱で歌うともたついたり恰好わるかったりしがちな曲を生き生き歌ってらして、おおっ!と思わされました。しかも歌うだけじゃなくって踊ってらしたんですよねー!ミドリコは見るわけにいかなかったので(泣)ほとんど見てないんですけど、気配だけでも素敵でした。ピアニストの紺谷先生はとても上品で可愛らしい感じの方なんですが、そのたたずまいからはちょっと想像つかないくらいダイナミックな演奏をされて、こちらもとても楽しかったです。

ところでミドリコは、サクレ、キアーラ、どちらの指揮者さんも大好きなのですが、殊にサクレ指揮者の松元佐和子さんの大ファンなのです(笑)。指揮のことはよくわからないミドリコなのですが、佐和子さん(にら先生の呼び方がうつってしまいました)の指揮姿は大胆で恰好よくって、でもどこかにあやうい繊細さがあって、すごーく素敵だと思うのです。振ってらっしゃるときの表情も素敵。きゃあ。
ただ、打ち上げでもさんざん突っ込まれてらしたのですが、舞台の出入りとかお辞儀されるときがどうにもせわしない……のですね。せっかく素敵な音楽をつくってらっしゃるのに、変に自信なさげに見えてしまって、曲がもったいないなーと思うのです。えーと、譜めくりのミドリコはステージでばたばたして、もっと邪魔してるんじゃないか、っていうつっこみは聞こえない方向で。
普段は白は着られないという佐和子さんですが、この日2着目にお召しになった白のシャツ、とても素敵でした。凛としてて、「うわー恰好いい天使みたいー!」と思ったミドリコ。さすがに恥ずかしいので言えませんでしたけど。ジャケットじゃなくてシャツで白、てところが良かったんじゃないかなあ。明るい雰囲気で、曲にもよく合っていたと思います。
ステージでは音楽を聞かせるんだから、もちろん音楽がいちばんなんですけど、お客様がいらっしゃることなので、音楽をより素敵に見せる立ち居振舞いや服装って、大事だと思うんですよね。ほら、普段の、おうちや気心の知れた定食屋のごはんなら、器とか盛り付けより味(とか量とか?)が重要だけど、ちょっと気取ってお食事したいときって、お店の雰囲気や店員さんの態度までいい感じだと嬉しいでしょ? 演奏会は「気取ったお食事」だと思うから、そういうところも大事にできたらいいな、と思うんですよね。勿論、音は出さなくてもステージをうろうろする裏方は、もっと気をつけないといけないんですけども。