ミドリコ雑記帖

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そうじゃない

ぜんぜん関係ないけど、ふと思い出したこと。
前に知り合いと話してたとき、「自殺って言ってるやつは死なへんねん」って言われたんですね。それはミドリコを慰めるためというか励ますためというか、フォローのための科白だったんですけど、そのとき、「違う!そうじゃない!」と思って言えなかったんですよね。
んで、あとからいろいろ考えたり、本をひっぱりだしてきて調べたりしたんですけど、『「自殺する」と言っている奴は死なない』というのは間違いです。ちゃんとそういうデータがあります(講談社現代新書『自殺の心理学』(高橋祥友)参照)。「ほんとに死にたい奴は黙って死ぬ」ってよく言いますが、それだけじゃないんです。
ここから先はミドリコの意見ですが、「自殺したい」って言う人(思ってる人)は、死にたい気持ちと生きたい気持ちが同じくらいの強さであるんだと思います。でも、死ぬっていう変化より、生き続ける維持のほうをとりあえず選んでる。希望があるぶん失望も深いし、「片方の足でアクセルを踏み込みながら、同じくらいの強さでブレーキを踏んで」(どこで見たんだっけこの表現?)、毎日へとへとになりながら踏み止まってる、そのことに対して罪悪感も憶えてる……んだと思うんですよね。
だからそこに『「自殺する」と言っている奴に限って死なないんだ』なんて言われたら、ほんと、それが原因で死にかねないと思うんですよ。「死にたいって思ってる以上、いつまでも生きてるのはよくない」とか思って、ほんとは怖くて嫌なのに無理やり踏み切ってしまいそう。
すすんで触れたい話題ではないですけど、興味のある人は読んでみてほしいです。

追記:なんか偉そうに書いてしまいましたが……内容が内容だけに、そのうちこっそり削除するかもしれません。(臆病者)