ミドリコ雑記帖

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オケ合わせ

例年面食らうことが多かったのですが、今年はそんなこともなく、むしろ楽しんで歌えました。しかし体調不良でへたりこむミドリコ。こんな殺人的プログラムを生きてこなせるのでしょうか……。

ミドリコの神様(テノールの北村敏則先生)は絶好調のご様子。『Te Deum』では「寄るな、無礼者」みたいな感じのめさめさ恰好いい声で、軽々とあたりを薙ぎ払っていかれます。カルミナのときの豹変っぷりもまた素敵。

休憩時間、「せせせ先生、めちゃくちゃ恰好いいですううう」と擦り寄っていったミドリコに、先生は謎の言葉をくださいました。
「これ、いま、気持ちゼロ。せやからすこーんと鳴るねん。人を感動させるのって、鳴る音なんよね」
続いて「リサイタルもこんな風に歌えたらええねんけどなあ。どうしても気持ちが入ってしまうからなあ」。
……いまだにぜんぜん理解できないのですが、あの歌を歌ってみせる人の言われることなので、ここに書きとめておこうと思います。一生わからないままかもしれないけど、いつかわかるときがくるかもしれません。

さて自分の歌のほうは、というと、最初はどうにも声が出なかったのですが、ふと最近の極意を思い出しまして、試してみたら非常にうまいこといきました。ちなみにその極意とは、「笠置雅子先生になったつもりで歌う」。神戸市混声での笠置先生の歌う姿がとてもチャーミングで、ここんとこ真似してるのです。笠置先生のつもりで歌うと、猫背のドリが急に姿勢が良くなるので、秘訣はそのあたりであろうかとにらんでおります。