ミドリコ雑記帖

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畑きみ子先生の米寿をお祝いして 歌うよろこび

飯沼京子先生が平田あゆみ作品を歌われるというので、期待で耳から蒸気を出しながら行ってきました。
曲はCDには入ってない「聞こえるか」と「うつむく青年」。「聞こえるか」は曲自体を聞くのもひさしぶりです。ちょっとジャズっぽい?雰囲気がきょーこさんの雰囲気によく合ってるなあ。黙ってみないか/ちょっとでいいから/黙ってみないか/新聞もラジオも君も/(そして詩人も)」このフレーズが旋律になってる時点でちょっと逆説的というか、矛盾した感じが絶妙にいい曲なんです。「(そして詩人も)」で、予想してたのになんかキました。ちょっと泣いた。
「うつむく青年」私のイメージは、くりかえし否定した後の最後の肯定、解放……という感じ。「君はそれには否とはいわない」の広がりがすごくて、やっぱりちょっと泣きました(笑)。
「うたう劇場」では井上敏典先生が歌われていた曲で、「男の曲!」ていう印象があったのですが、声だけなら可憐な感じすらするするきょーこさんの演奏は、ものすごく男前でした。ひねった、大人の魅力、ていう感じ。平林先生のピアノがまた素敵で……ピアノが喋るんですよね。や、ほんと、ええもの聞かせていただきました。