ミドリコ雑記帖

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カメラのレンズにサインしてもらえる風の動画が撮れるキットを買いました

こんなものを買いました。

エアーサインキット(ブラック)~私にくだサイン~

エアーサインキット(ブラック)~私にくだサイン~

スマホにつけるとサインしてくれる動画が撮れるよ!ていうやつです。

私はサインそのものには興味ない人間なんですけど、東西回胴連の司芭扶さんがこれでサインしてる動画を見て、えっこれどうなってんの?? こういうやつあんの?? めっちゃ欲しいんですけど?? って即座に調べて、これは買うしかないと思いました。


商品は組み立て式で、組み立てるとこうなります。
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薄いペナペナのプラスティックなのでちょっと怖いですが、がしがし組み立てて大丈夫そうです。

サインもらうシートが10枚ついてるのですが、これ両面に画面保護用のフィルムがついてて、片面だけはがして満足してしまったのでなんだかムーディーな動画になりました。Amazonのレビューを見たところダイソープラ板で代用が効くらしいので、使い切っても安心です。

買ってから気づいたんですけど、これiPhoneX以降は対応機種になってない……接続するわけじゃないんですけど、スマホをアームで挟むので、サイズが合わないのですね。XRにケースつけた状態ではかろうじてセットできましたが、ケースの種類によっては無理かも。

そんで、仲良しのピアニストにらもやし先生にサイン動画撮影させていただきました!

かーわいー!

サイン動画撮って普通の写真撮ってー、だと結構ばたばたすると思うので運用の仕方は考えなきゃなーとは思うんですが、推しにサインもらえる環境にある方は買って損はないのでは??と思います。推しがいなくても、友達どうしでメッセージ描いて結婚式のお祝いにするとかもいいんじゃないかなー。いろいろ楽しめそうです。

エアーサインキット(ホワイト)~私にくだサイン~

エアーサインキット(ホワイト)~私にくだサイン~

白もあるよ!

本番以外で譜めくりするときに気をつけていること

最初の譜めくり講座的なやつがそれなりに役に立っているらしく、たまにプロの音楽家の目に触れてたりもして、ひえっ恥ずかしい……となっているミドリコさんです。でも書いたものが他人の役に立っているというのはありがたいことです。

最初の譜めくり講座的なやつ
midoliko-tsuki.hatenablog.com

わりと最近になっていろいろ書いたやつ
midoliko-tsuki.hatenablog.com

自分が誰かの役に立つかなーと思って書いているところと、他人が読んで役に立ったと思ってくれるところって、実は結構違うのでは?と思わないでもないのですが、基本は「譜めくりについてたまには喋りたいけど喋る相手がいない!」なので、書きたいように書こうと思います。

そんなわけで今回は、「本番以外で譜めくりをするときに気をつけていること」です。

譜めくりのメインのお仕事はもちろん演奏会のステージで譜面をめくることですが、本番のステージ以外でも譜めくりをすることはあります。ふだんの練習やリハーサルですね。
私はだいたい当日のリハーサルからお邪魔することが多いのですが、たまに事前練習やホールリハに来てくれと言われることもあります。で、練習やリハーサルには、本番とはまた違う緊張があります。

練習やリハーサルだと、途中で止めて返す、ということがわりとあるわけですが、あれが私は怖い。なにせ、指揮者も団員もピアニストもみんなその曲とそれなりの時間をかけて向き合ってきているのに、私は下手したらそれがなんて曲かも知らなかったりするわけです。「はいここから」って言われた「ここ」がどこか分からない、とかはざらですが、譜面の区切りっぽいところと、ピアニストの視線を見て見当をつけます。

練習やリハーサルだと、服装も悩みどころです。まあリハのときは別に本番の服でもいいわけですけど、練習のときに黒上下もどうなのか、とか思うじゃないですか。
他所の団にお邪魔するなら多少は見られる格好をしておきたい、練習場の気温が分からないので暑さ寒さに対応できる格好にしたい、でも譜めくりするのに邪魔にならない格好でないといけない。

本番でないなら服なんてなんでもええやん、と思われそうですが、譜めくりに適さない服というのはあると思っています。分厚い袖やゆったりした袖はピアニストの視界を不必要に遮るし、カーディガンやジャケットの裾が鍵盤にかかるのも邪魔です。丈によってはボタンが当たって音が鳴りかねません。音が鳴るというなら、ナイロンで立ち座りのたびにシャカシャカいうのもだめでしょう。歌い手ならありかもしれませんが、譜めくりが着るものじゃない気がします。
偉そうに言っていますが、私は以前(わりと最近)、これならいいだろうと着ていったセットアップのトップスの裾がひらひらするのが自分でも気になって、あわてて裾をむりやりパンツにインしたことがあります。
まあそれはともかく、譜めくりのときは体に沿って動きやすく、余計な音のしない格好がいいと思います。

時計はリハーサルのときはなんだかんだで必要だったりするのでしていますが、リハ中は右手(譜めくり中はあまり使わない)にしています。
それでいくと本当は指輪も外すべきなんですけど、それで結婚指輪をなくすとさすがに立ち直れないので、これだけははめっぱなしにさせてもらっています。

個人的なことですが(ってこの項ずっと個人的な話しかしてないですが)「リハーサルも練習も本番と同じ気持ちでめくる」ことを心がけています。特に初めてご一緒するピアニストの場合、先方はどういう人間が来たのか分からないわけなので、こういうひとなんだな、って早い段階で分かってもらえたほうがいいよな、と。あとは、私にとっても数少ない練習の機会なので、全力で取り組みたいというのもあります。

譜めくりって緊張するし神経も使うし怖いしめちゃくちゃ消耗するんですけど、ピアニストの邪魔にならないように、音楽を妨げないようにいろいろ考えながら工夫していくのは楽しいです。そういう楽しさを「わかるー!」って思ってくれる人が増えたらいいな、っていうか、いらしたら譜めくりトークしたいです。

荻原規子『RDG 氷の靴 ガラスの靴』

RDGの外伝です。単行本を買いそびれているうちに文庫になったので買ってきました。

ひさしぶりにRDGを読んで、ああー深行ってほんとに私の好みのタイプの男の子だったなー!!!ってめちゃくちゃ興奮しました。深行視点の短編だと深行の普通の男の子なところが見えてかわいらしく、真響視点の表題作ではやっぱりかっこいい深行の振る舞いにきゃーとなり、完全にミーハーな観点で読んでいました。楽しかった。

真響の視点になると、泉水子が本当にかわいいなと思いました。深行視点の泉水子も違う角度でかわいいので、本編から何割か増しでかわいい子になってた気がします。

あと、荻原規子が書いてるとスケートがすごく楽しそうに見えて、うわースケートやりたいなって思いました。風塵秘抄なんかもそうでしたけど、本当にこういうの魅力的に描かれますよね……。

そう思うと、真夏視点の乗馬の話とか読んでみたいですね……荻原規子の書く動物も魅力的だし、きっとすごくわくわくすると思うんだけどなあ。

本編のストーリーをかなり忘れていたので、結局最初から全部読み返して、ああーやっぱり深行は最高に好みのタイプ……!!って興奮してました。すごく頭の悪い読み方でしたが楽しかったです。
荻原規子の学園ものを読むと、「女の子が女の子としてこの世界で戦っていくやり方」を描いているんだなあと毎回思って、最後には『樹上のゆりかご』を読み返したくなるので、また近いうちに読もうと思います。単行本はそろそろもったいなくて本棚から取り出すのが怖いので、文庫買おうかなあ。