ミドリコ雑記帖

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有栖川有栖『朱色の研究』

朱色の研究 (角川文庫)朱色の研究 (角川文庫)

角川書店 2000-08
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ハードカバーで持ってたのを文庫で買い直して再読第二弾。こちらのほうが新しいので『海のある……』より記憶は確かでしたが、<テレビ電話が発明されていたらな、と残念に思う>の一文に時代を感じました。12年前だってー。こないだ読んだみたいな気がしてたのに。ハードカバーはしおりの紐までほんとに鮮やかな朱色で、切ないような気持ちがしたなあ。
初読から12年後の感想としては「火村先生かっこいい」(<昔は火村にはぜんぜん興味なかった。江神さんが好きだった)あと、349ページで語られる所行は許せん!と思った。その後ほとんど触れられないことに憤りを感じるくらい。朱美ちゃんと同年代だった頃には何とも思わなかったんだけどな。