ミドリコ雑記帖

ミドリコが思いついたことをなんでも書く場所。Amazonアソシエイト参加、楽天アフィリエイト利用しています

見た目が九割とはいえ。

遠まわりする雛』への若干の不満について書きます。未読の方の興をそぐ可能性が高いので畳みます。
とはいえそんなたいそうな内容でもないのですが……。
何が不満かというと、「千反田が美少女じゃなかったらどやねんコラ」と。
もちろん古典部の一年間があってのあの展開であって、十二単は最後の藁みたいなものなんだと思ってはいるのですが。無粋な奉太郎の一人称だから、語られずにこぼれおちた心情がいろいろあるんだろうと考えもするのですが。でも、「そうよねえるちゃんは可愛くて楚々としてあたしなんかとは違うものねッ」てひがみたい気持ちが多分にあるのですよ。
……って、これって要するに奉太郎(なんとなく米澤穂信ともオーバーラップする)に惚れられた千反田への嫉妬? 三十代にして小説のキャラクターに嫉妬? うわー……(以下無言)。