ミドリコ雑記帖

ミドリコが思いついたことをなんでも書く場所。Amazonアソシエイト参加、楽天アフィリエイト利用しています

第137回直木賞

北村薫の『玻璃の天』がノミネートされています。今回は出版社が文春なので、受賞の可能性は高そうです。『スキップ』は、爽やかさの陰にひそむ残酷さまで含めて名作だと思うし、『ひとがた流し』は、他の人ではああは書けないと思うし、『語り女たち』は、むしろ直木賞ならこれか!ていう感じだったと思うのに、『玻璃の天』で受賞したとしたら、「つまり文春じゃなかったから駄目だったのか?」て言いたくなると思うなー。いや、『玻璃の天』自体は好きなんですけども。
でも受賞しなくても怒るか。何回落としたら気が済むんだ!て。
ちなみに、万城目学の『鹿男あをによし』がノミネートされてるのは、嬉しいけどどうなんだそれ、と思っています。作品としては『鴨川ホルモー』のほうが大きいですよね。私は地元なので、あのリアリティとかクライマックスのばかばかしさとかがとても愛しいんですけども。

追記:『ターン』も候補作になっていたのでした。まったく記憶になかった。<時と人>の中でいちばん好きなのに。なんでだ。