『藤丸立香はわからない』という漫画が好きで、月2回の更新を地味に楽しみにしながら2年ほど経ったのですが、この作品、去年の年末にアニメ化が発表されました。ていうか、前触れもなしにアニメそのものが公開されました。いきなり。
『藤丸立香はわからない』は、Fate /Grand Orderというスマートフォン向けRPGのスピンオフというか、このゲームの設定を元にしたショートギャグ漫画です。ゆるいギャグ漫画なのですが、短くてゆるいストーリーなのに作品に対する解像度が高く、また誰かを傷つけるような笑いではないので、とても楽しんで読んできました。
単行本1巻が出たときは1話だけボイスコミック化されて、2巻でもやるのかな、楽しみだな、と思っていたのですが、2巻刊行時にはボイスコミックはありませんでした。「ちょっと残念だけど、連載が続いてコミックスが出るだけで嬉しいよね」と思っていたら突然のアニメ化。展開が急すぎます。
アニメといっても、ゲームの公式TwitterアカウントとYoutubeで公開されるものなのですが、Youtubeだといつでも気軽に見られるので、私にとってはむしろありがたいです。しかも、アニメ化の作業の大半を原作者がやっている(！)こともあって、「そんなんじゃない！」という感じがしない！これはとても嬉しい！
好きな作品のアニメを毎週心待ちにして見る、というの、記憶を遡ると『幽遊白書』のテレビアニメ以来のような気がします(何年前の話!?)。
そもそも、FGO自体がとてもメジャーなコンテンツなんですよね。21世紀のメジャーコンテンツの供給をリアルタイムで受ける、というのも私にとっては新鮮な経験なので、イベントのたびに毎回地味に感動しているのですが、さすがにこちらのアップデートは毎週というわけではないので……。
好きな作品が有名になっていって、メディアミックスされて、それを多くの人が楽しんで見ている、その過程に立ち会えるって、すごくラッキーで嬉しいことだな、と思ったので、何かの形で残しておきたくて書きました。
