『うたう劇場』の森季子さんのリサイタル、行ってきました。バロックザールは大盛況で満員御礼状態。歌がはじまるとふーって体がゆるむ感じがして、ああ私やっぱりこの声がすごく好きだー、と思いました。
いろんな声を持ってる人だけど、私が好きなのは、春で、空が青くて野原が緑で、そこにかかる放物線みたいな、美しくて幸福な、そういう声なんだなって感じました。後半のステージの『グレーテル』とかすごい良かったです。かわいくて、ちょっとお茶目で、でも全体にとっても牧歌的な幸福な感じがして。聖母と母の間というか、あたたかさと美しさを兼ね備えた優しさ、みたいな。
そうそう、アンコールは一曲だけだったですけど、それがすごく、ピアノの終わりかたも含めてものすごくじーんときました……！
オペラや宗教曲のソロなど、いろんなところで活躍していかれる人ですが、またこうやってリサイタルも聞きたいです。次はフェニックスとかで……！(バロックザールは好きだけど、聞き手として居ると緊張する……)
