ミドリコ雑記帖

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アンサンブル・エヴォリュエ練習

ようやく練習に出ることができました。はじめての合唱団で、緊張した……というと嘘になります。指揮者の人柄や日記、団の成り立ち*1からいっても、はじめての人間が居心地悪いようなところではないだろう、とは思っていたので。ただ、楽しく音楽をする妨げになるような変な遠慮はしない、と思っていて、そっちがわで多少気合は要りました。はじめての場で緊張するのって自然なことだし、遠慮するのも便利な防衛方法なんでしょうね。

日本語の曲をプロの指導で歌うって、そういえばひさしぶりです。「声楽の発声」と「日本語として自然な母音」の兼ね合いなんて、考えたことなかったなあ。「正しい発声法はひとつだけど、音色の可能性はもっといろいろある」なんて言われると、それだけでわくわくします。飯沼先生は「音楽をやれるのは最後の3回くらい」っておっしゃったけど、ミドリコは今日でも十分わくわくしました。志とかレベルが低いから……じゃない、と思いたい。

個人的には、自分の譜読み能力の低さにがっくり。音符が読めることと、そこから音楽を立ち上げられることは別モノだと痛感しました。音符もけっこう読めてなかったし……。でも、どういう音楽か、おおまかにでも掴めると、ずいぶん歌いやすくなりますね。
普段ソプラノのミドリコ、今回はひさしぶりにアルトを歌うことになりました。自習してたときもいろいろ考えてやってたつもりだったんですが、努力の方向が違ったことがなんとなくわかりました。無意識のうちに「大きな声を出そう」としてたらしいのですが、それではアルトの仕事ができない気がします。音と音の間に入って、雰囲気をつくるというか、空気の色を変えるというか。アルトとしては音域も狭いしボリュームもない分、質感の違いで表情をつけていくことが大事なんじゃないかと思いました。実際、そう思ってからまた歌いやすくなったので、あながち間違いでもないんじゃないでしょうか。なんて。

100人揃ったらどんな歌になるのか、いまから楽しみです。

*1:詳しい経緯は知らないんですが、いろんな合唱団のいろんな人があつまって歌ってるんです