ミドリコ雑記帖

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森季子メゾソプラノリサイタル

うたう劇場でご一緒させてもらったときちゃんのリサイタルでした。
「うたう劇場」では結局、場内でソロを聞く機会がなかったのですが、いやー、すごいのね。
ときちゃんの声ってとってもあったかくって、その声だけで来てよかったー、て感じなのですが、その中で、大人っぽかったり、暗くてつよい深さがあったり、少女のように愛らしかったり(ただこれは途中で普段の声に戻ってた気がする)、いろんな表情があってわくわくしました。また、歌いはじめるまえの表情がね、愛らしいんですよね。歌い手さんの表情を褒めるって失礼な話かもしれないけど、表情を見ていると、歌の物語を倍楽しめる気がしました。
前半のシューベルトR.シュトラウスも良かったんですが、物語性のある後半の『メアリースチュアート女王の詩』や『女の愛と生涯』が楽しかったですね。『女の愛と生涯』は、彼女がもっと年を重ねたときにもう一度聞いてみたいなーと思いました。いまが不足っていうんじゃないけど、母の喜びを歌った曲とかは、もっとすごいものが聞けそうな気がします。
そういや「うたう劇場」公演のあと、「森さん可愛いですね紹介してくださいよ」て声を複数聞いたのですが(ミドリコに紹介してって言ってどうするよ!)、もーきみたちこのリサイタル来られなくてもったいないことしたよ本当、て感じでした。
もったいないといえば、ミドリコはことのはでご一緒させてもらったので、ステージにのってない彼女も知っているのですが、そういうの抜きに聞いてみたかったなー、とちょっと思ったり。知ってるひとだから楽しみ、ていうのなしに、まっさらの状態で聞いたら、きっともっとびっくりして魅了された気がするのですよね。
とってもあたたかくて満足できて、なおかつこれからどういう歌い手になっていかれるのか、すごく楽しみになった一夜でした。次はいつだ!(<気早すぎ)