ミドリコ雑記帖

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大阪市立大学合唱団フリーデ 第35回記念定期演奏会

SPIRITUALS
混声合唱曲『未来への決意』鈴木憲夫
企画ステージ
混声合唱組曲『永久ニ』鈴木憲夫

前日、急遽思い立って、たにこんの先輩を誘いました。ひとりで聞きに行くのがイヤになったからです。
ミドリコは自分のいたたにこんが好きで大事で、贔屓目でも何でも、たにこんがいちばんいい演奏をするって思いたいんです。いい演奏って、巧くはないけど気合いのはいった、たにこんで過ごした日々そのものが表れたような。だから、巧いだけの演奏なら、「情熱ではたにこんが勝つもんね!」と言えるんですが。
しかし今年のたにこんは、情熱はあるんだろうけどなんとなく伝わりきらなかった。そしてフリーデって、うまいうえに熱い演奏をしそうな気がして、どう考えてもたにこんが負ける気がして、演奏はすごく聞きたいんだけど、そんなものひとりで聞たら、絶対くやしさのあまり憤死する!と思い、よその演奏会場でボニファティウス8世になる気もなかったので(笑)、昔のたにこんを知っているイイダさんをお誘いしたのです。そしたらふたつ返事でOKをいただいて、おまけに現役たにこん1回生の弟・ヨシノリくんも同行とのこと。わーいわーいハーレムだー、ということで当日を迎えました。
1ステ。明るくて前向きな(消極的でない)いい声してるなあ。先輩が言ってたけど、「一人が一人分の声を出してる」。そうそう! でも、持ってるもののわりには積極性が足りないというか、停滞している感じが否めないです。なんか足元にもやもやしてるものがあります。「Deep River」みたいなしっとりした曲だと、その辺があらわになってしまう感じ。学生合唱団でpの解釈って難しいのかなあ。だって、みんな持ってるでしょう、大事すぎて大声で言えない気持ち。それだけのことじゃないのかなあ?
2ステ。練習に立ち合わせてもらったし、知ってるひともいっぱいいるし、指揮者(可愛い……)とも話したし、いちばん思い入れのあるステージでした。
21日に練習にまぜてもらって、技術的にとか解釈のこととか、いろいろ言いたいことはあったんですが、そしてそれはやっぱりあんまり変わってなかったんですが(最終練習はもう終わってましたし)、そういったことを超えた、素晴らしい演奏でした。素晴らしいなんて言葉で終わらせてしまうのがもったいないなあ。すごかった。ほんとに感動した。知り合いがいるから評価がいいんじゃなくって、嫉妬と羨望ゆえにものすごく点の辛くなってるのに、褒めるしかないの、本当。
ステージで涙ぐんでる人がいましたけど、そうだろうなー、泣くよなー。みんながそれぞれに異なる思いを抱いて、でも、同じ場所を見つめて歌ってる、って感じました。OBがあれだけたくさんいて、でもそういう演奏ができるって、すごいことだと思います。本当にいいものを聞かせてもらいました。
3ステは企画。合唱のっていうよりは芝居系だけど、うまいよなー。落としどころもいいしなー。なんかもう、あらを探す気もない(探してたんか!ていうか、探してました。だってくやしいもん)。合唱団の出番があまりに少ないのが、団の企画としてはどうよってとこはありますけど、ステージそのものの出来はとてもよかったと思います。もうくやしがる気力もない(笑)。いきなりインテラだし、いきなりDies Iraeだし……。昨日のトリビアでも使われてたよね、この曲……フリーデのみなさん、どうせならうちにヴェルレク歌いにきません?(笑)
ちなみにこのステージ終了後、イイダ先輩に「ミドリコさんなら何をやりたい?」と訊かれて、「ショッカーがいいです!」と答えたミドリコでした。だってほんとうに楽しそうだったんだもん。イー! 

続きはあとで書きます。