県政だよりを眺めていたら、ちょっと面白い記事が。
小学5,6年生の子供に「自分のことが好きですか」というアンケートをとったら、3割くらいが「好きではない」と答えた。子供が自分のことを、かけがえのない存在だと思える家庭づくりを心がけましょう……という内容だったんですが。
確かにそうです。そうなんですけーどー。そう言ってあげる大人たちは、自分のこと好きなんでしょうか？ かけがえのない存在だと思ってるんでしょうか？
「ワタシなんてどうでもいい存在だけど、あなたはかけがえのない存在なの」じゃ、いくら本当でも説得力ないですよねー。「お勉強を頑張ってるあなたはかけがえのない存在」「いい子のあなたはかけがえのない存在」じゃ、「そうじゃなかったら見捨てるわよ」と裏返しの脅迫だし。
いいところも悪いところもあるけど、こんな私がけっこう好き。いいところも悪いところもひっくるめていまのあなたが好き。意識してるかどうかは別にして、心からそう思ってなければ、「自分のことをかけがえのない存在だと思える家庭」って、できないんじゃないかなあ。
ついでに、どんなにあくどいことを考えてても、「でも思っちゃったんだからしょーがないもーん」ってくらい、自分に寛容であることも大事だと思うんですけどね。もちろん、反省の気持ちは大事ですけども。
明るい未来は、自分のことを好きだと言えるところから始まるのではないのかね、など、めずらしく健康的なことを考えてみるミドリコでした。
