ミドリコ雑記帖

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大谷大学混声合唱団定期演奏会

Stage1 山岸徹 まど・みちおの詩による混声合唱のための『五つの風景』
1曲目、合唱祭のほうがのびのび歌えていた気がするのは、ホールの響きのちがいかな? 技巧が必要とされるところ(「コスモスが…」のかけあいとか)はアラが目立つけども、未熟さよりものびのびした感じのほうが勝った演奏でした。
Stage2 John Rutter編曲『Five Traditional Songs』
こんなの歌えるのかね、と思ってたけど、ちゃんと暗譜で歌えてましたよ偉いよ! アカペラ慣れしていないので、リズムを刻むのが下手くそなのはご愛嬌、という感じ。元気にはずむ曲としっとり流れる曲の差がもっと出せればよかったと思います。佐藤先生の指揮が大きいので、歌より指揮者が主役に見える気が。
Stage3 木下牧子 混声合唱組曲『ティオの夜の旅』
アカペラの静謐な感じの「祝福」なんかは荷が重そうでしたが、やっぱりみんな木下作品が好きなんだなあ、という感じがしました。終曲の終わり、「電気麻酔が像を結びはじめ」あたりから、ああみんな楽しいんだな、というのが曲のスピード感に乗って伝わってきて、とてもいい感じで終わったと思います。すぐに拍手してあげられなくてごめんねみんな。良い意味での学生らしさが出た演奏だったと思います。
Stage4 宗教曲より
自分が歌ってるときに指摘されても「そお〜?」って感じなのですが、語尾の子音が聞こえないのは気持ち悪いです。が、普段日本語ばっかりうたってる(おまけに発声をちゃんと勉強したわけじゃない)たにこんの子には難しいんだろうなあ。がんばってます!て感じがしました。でも、毎年「3ステ構成にすれば」って言われてると思うんだけど、これで4ステがなくなってしまうと、現役としては寂しいんだよね。大変だと思うけど、やりたいうちはがんばって欲しいです。松浦先生、さすがにステージでの立ち居振舞いがとっても自然でかっこいいです。
アンコール
さてなにやるんだろう、と思ったらままま松浦先生が!木下牧子せんせいの!「春に」を!振るなんて!
前奏が始まった瞬間にとなりのてんこさんと顔見合わせてびっくりですよ。ろちさんに説明した比喩を使うと「藤子不二夫がエヴァンゲリオンの絵を描いたような驚き」ですよ。でもみんなとっても、とっても楽しそうに歌っていて、すごく嬉しかったです。
学指揮アンコールは木下牧子『そのひとがうたうとき』。あの後に雰囲気を壊さずに何をやれるんだろう、ってどきどきしたけど、最後はしみじみと終わって、いい感じでした。
ロビーコールではりょうまくんのライチャリに泣かされかけたり。技術的には向上してほしい点もいろいろあるけど、夏からの伸びかたも含め、とても好感のもてる楽しい演奏会でした。おつかれさま。